熱中症
本日は熱中症について、色々分かりやすいのがないかと探していたらありましたので、こちらを参考にしていただいたらと思います⭐️
◎熱中症ってなに?
人間は暑さを感じたとき、主に汗をかいて熱を体外に放出することで体温を調節します。でも、すごく高温だったり、激しい運動・労働で体温が上昇し、体外に熱を放出しきれなくなると、身体のなかに熱が溜め込まれてしまいます。この結果、起こる様々な病態を総称して「熱中症」といいます。その症状は軽度から重度までありますが、病態の度合いから主に「熱痙攣(けいれん)」「熱疲労」「熱射病」の3つに分けられ、さらに「日射病」もあります。
◎起こりやすい条件
熱中症は運動・労働時に起こるとは限りません。車内など狭い空間で気温・湿度が高い状態でも発症します。特に湿度が高いと起こりやすくなります。
さらに起きる条件として
①前日に比べ気温が急に上がった時
②梅雨明けしたばかりの時
③アスファルトなど人工的な舗装がされている場所
④休み明け、または連日激しい運動が続いている時
などが挙げられます。一度、熱中症にかかった人は連続して起こりやすい傾向があり、
特に要注意は
①乳幼児・高齢者
②下痢・発熱など体調不良の人
③寝不足・疲労している人
④肥満の人
です。
熱射病を起こした場合は応急処置でいったん回復したようでも、必ず医師の診断を受けてください。熱中症の種類と症状は別表の通りです。
☆熱中症の種類と症状
日射病:炎天下で長時間直射日光を受けたり、大量の発汗によって脱水状態になり、一時的に循環血液量が不足して起こる。
症状:めまい・顔面蒼白・一過性の失神
熱痙攣:高温下で激しい労働や運動をしたときに、大量の汗をかいたうえ、塩分補給をしないで水分だけを補給していると起こりやすい。
症状:酷使した筋肉に痛みを伴った痙攣
熱疲労:高温下での運動時に、大量の発汗によって起こる。脱水とともに体内に熱がこもるのが原因。水分補給をしないでいても起こる。熱射病の前段階ともいえ、すぐに医師の診察が必要。
症状:強い口の渇き・倦怠感・強い疲労感・頭痛・めまい・興奮・高体温・昏睡
熱射病:熱疲労が重症化し、異常に体温が上昇する。発汗が止まり皮膚は乾燥する。体内で血液が凝固し、全身の臓器に障害が起こる。死に至ることもある危険な状態。
症状:40℃以上の高体温・発汗停止・頻脈・血圧上昇・中枢神経障害・多臓器不全・ 昏睡
◎熱中症になったら
まずは全身の体温を下げることが重要となります!!!
①風通しのよい日陰など涼しい場所で安静にさせる。冷房の部屋も効果的です。
②意識がハッキリしていれば水分補給する。スポーツドリンクなど塩分を含むものがよいです。
③衣服をゆるめ、足を少し高くして寝かせる。
④体温が非常に高い時は、出来るだけ冷やす。
⑤意識がなかったり、おかしかったりしたら、速やかに救急車を呼びましょう。
参考文献:インターネット